1歳に与えるおやつは何をどれくらい?注意点や栄養バランスの考え方を解説

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少しずつ食べられる食材が増えてくる1歳児。おやつも覚えて、量や頻度に悩みますよね。

「どのようなおやつを用意したらいい?」

「1歳児のおやつの適量が分からない!」

この記事では、1歳児のおやつの量や栄養について詳しく解説。

市販のおすすめおやつ5選もご紹介するので、参考にしてください。

目次
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1歳のおやつはこれで決まり!栄養バランスや与え方の基本

おやつを食べる白人の幼児3人

1歳児のおやつの栄養バランスや与え方の基本は次のとおりです。4つのポイントにまとめました。

  • 1歳児のおやつは「補食(4番目の食事)」と捉えよう
  • あげる回数は1日に1〜2回でOK
  • 100〜200kcalを目安にする
  • おやつの後は歯磨きや水を飲む習慣をつけて虫歯予防する

順に見ていきましょう。

1歳児のおやつは「補食(4番目の食事)」と捉えよう

1歳児のおやつは、大人が考えるお菓子や甘いものとは違います。3食では足りない栄養を補う4番目の食事と考えるとわかりやすいかもしれません。

子どもは大人に比べて胃が小さく、一度に量を食べられません。その結果、1日に必要な栄養素を十分に摂り切れない場合もあります。そこで「おやつ=補食」と考え、食事1回分と考えましょう。

その内容も、乳製品や果物などタンパク質やビタミンを摂れるものがおすすめです。幼児期のおやつについては、こちらの記事に詳しく書いているので参考にしてください。

食べることの楽しさを知ったり、リラックスにもなる

1歳児にとって、おやつは栄養補給の大切な機会ですが、それ以外の意味合いもあります。それは食べることの楽しさを知ったり、家族と楽しくおしゃべりしてリラックスする時間をつくるものでもあるのです。

食事は気分転換や楽しみの時間だと認識する効果もあるので、保護者もおやつの時間を一緒に楽しめるといいですね。

あげる回数は1日に1〜2回でOK

幼児の1日の生活リズム
画像引用:幼児食について 1歳6か月~2歳頃の食事

1歳を超えると離乳が進み、少しずつ生活リズムも整っていきます。整えるためには、起床時間と就寝時間を守り、朝・昼・晩の3食を大人と一緒に食べることが大切です。

1日のリズムを整えるなかで、おやつは食事と食事の間の栄養補給として1~2回にしましょう。

お昼寝の時間とのバランスが難しいかもしれませんが、時間を決めるなどルールを設定するとよいかもしれません。

個包装なら食べる量を管理しやすい

「おやつを食べすぎて食事が食べられなくなった…!」となると本末転倒です。市販品を利用する場合は、個包装のものを選ぶと量の調節や管理がしやすくおすすめです。

ほかにも個数を決める、果物なら半分までなど最初に量を決めておくと食べ過ぎを防げます

100〜200kcalを目安にする

1~2歳児が必要とする1日の摂取カロリーは900~950kcal。そのうちおやつは100~200kcalを目安に用意します。

補食として炭水化物や食物繊維、ビタミン、カルシウム、鉄分など不足しがちな栄養素を補給できるといいですね。

定番おやつとして、おにぎり、フルーツ、ヨーグルトなどがあります。

100kcal分の果物は次のとおりです。

  • バナナ:1/2本
  • リンゴ:2/3個
  • みかん:3個
  • ブドウ:15粒
  • キウイ:2個
  • ナシ:2/3個
  • いちご:20粒

あくまでも目安として参考にしてください。

また牛乳であれば150ml、プレーンヨーグルト150g、焼いも1/3本、おにぎり2/3個が100kcalにあたります。

参照:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020 年版)

必要なエネルギー量は体質や活動量によって異なるので要注意

1歳児の食欲や食べる量は、個人差が大きく、どれだけ食べられるかは、子どもによって大きな差があります。必要なエネルギー量は、体質や活動量によっても大きく異なるので、おやつ1日100~200kcalも目安にすぎません。

もし活発で食欲も旺盛であれば朝昼晩の食事の量を増やすと同時に、おやつでもバランスをとっていきましょう。小食の子であれば、3回の食事で摂り切れなかった栄養を補足するため、少量で栄養が摂れるものを選ぶようにします。

歯茎でかみつぶせるような固さおすすめ

1歳児は、歯が生えそろっておらず噛む力も十分ではありません。離乳食完了から幼児食に移行する時期でもあり、大人と同じものはまだ食べられないと考えましょう。

おやつの場合も同様で、固い食材は避け、歯茎で噛みつぶせるくらいの固さがおすすめです。しっかり奥歯ですりつぶしができるようになるのは、1歳半以降です。

噛みにくいものは水分を含ませてからあげる

赤ちゃん用のおやつは、唾液で溶かして食べるよう設計されています。

小さく割って与えると、のどに詰まることもありかえって危険です。自分で持ってなめ溶かしながら食べさせましょう。

上手になめ溶かせない場合は、水分を含ませてからあげるのもおすすめです。

赤ちゃんせんべいを口にする幼児

おやつの後は歯磨きや水を飲む習慣をつけて虫歯予防する

生えたての乳歯はデリケートです。歯の表面は硬いエナメル質でおおわれていますが、乳歯のエナメル質は大人の半分程度。保護が十分でない乳歯は、大人よりも虫歯になりやすいといえます。

とくに虫歯になりやすいのは1歳半~2歳半です。おやつのあとも、できるだけ歯磨きをするようにしましょう。

おやつのたびに歯を磨けない場合も、水を飲むなどして口の中の汚れを洗い流すだけでも効果があります。

参照:子供の歯「乳歯」について

おやつをご機嫌取りの手段にしないように気をつけて

おやつには気分転換やリラックス効果がありますが、子どもの機嫌取りのために利用するのは避けたいところ。

子どもがおやつを欲しがる理由のひとつに「退屈だから」もあるようです。その場合は、外に散歩に行くなど気分転換をさせてみましょう。

1歳児にもおすすめ!安心して出せる市販のおやつ5選

イチゴを食べる幼い女の子

市販のおやつで、補食として栄養が摂れるものがあるといいですよね。

ここでは栄養面も考えられた市販のおやつを5つ紹介します。

①ギンビス「ミニアスパラガスベイビー 乳酸菌プラス」

②カルビー「1歳からのかっぱえびせん」

③カクダイ成果「1歳ごろからのクッピーラムネ」

④江崎グリコ「ビスコ」

③和光堂「1歳からのおやつ+DHA ウエハース」

順に見ていきましょう。

①ギンビス「ミニアスパラガスベイビー 乳酸菌プラス」

ギンビスの「ミニアスパラガスベイビー 乳酸菌プラス」
画像引用:Amazon

老舗お菓子メーカーギンビスの「ミニアスパラガスベイビー 乳酸菌プラス」は、国産小麦を100%使用。DHAやオリゴ糖を配合したスティックタイプのビスケットです。

成長に必要なカルシウムと腸内環境を整える植物性乳酸菌K-2を配合しています。

植物性乳酸菌K-2は酒粕由来の乳酸菌で、抗アレルギー効果が確認されています。サプリメント以外にもお菓子や食品、飲料などに活用されている注目の乳酸菌です。

1食分(14g)が個包装されており、61kcalとちょうどよい量なのも嬉しいポイントです。塩味が控えめなので、高齢者のおやつとして利用されている方もいます。

参照:植物性乳酸菌K-1、K-2

②カルビー「1歳からのかっぱえびせん」

1才からのかっぱえびせん
画像引用:赤ちゃん本舗

定番お菓子の「かっぱえびせん」ブランドから幼児用が販売されています。一口サイズの優しい口どけで、天然エビのカルシウムが配合されています。

通常の「かっぱえびせん」に比べて「1才からのかっぱえびせん」は、塩分25%カットの薄味(塩分は1袋0.09g)で、大きさも1/2サイズ

原料も小麦でん粉・えび・小麦粉・砂糖・食塩のみとシンプルです。一袋は食べきりサイズの8g(31kcal)で、満足感がありながらカロリーが低いのが嬉しいポイントです。

③カクダイ製菓「1歳ごろからのクッピーラムネ」

1歳ごろからのクッピーラムネ
画像引用:赤ちゃん本舗

1919年(大正8年)創業のカクダイ製菓のロングセラー・クッピーラムネの幼児用です。

7大アレルゲン不使用でビタミンCとオリゴ糖を配合しています。甘酸っぱくて口どけもよく、のどに詰まらせる心配もありません。

イチゴとオレンジの果汁を生かした色合いで着色料も不使用です。一袋は8gで15.5kcalとカロリーも低めです。

④江崎グリコ「ビスコ」

江崎グリコのビスコ
画像引用:Amazon

1933年より愛され続けているビスコ。

カルシウム・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンDを配合しています。含まれるカルシウム量は、1~2歳児の1日に必要な量の1/4にあたります。

加えて乳酸菌が1億個も含まれています。乳酸菌は食物繊維と同時に摂ると効果的ですが、その食物繊維も同時に摂れる配合となっています。

使用されている乳酸菌は、胞子を作る有胞子性乳酸菌であるスポロ乳酸菌。休眠状のスポロ乳酸菌は、酸に耐えて生きたまま腸に到達し、腸内で発芽し働きます。

小包装1袋には5枚入っており、カロリーは108kca。1回分のおやつにぴったりのエネルギー量です。

2020年10月に15年ぶりにリニューアルされ、北海道産のクリームが増量されたのも嬉しいところ。たっぷりのクリームのおかげで口どけがよく、小さいお子さんでも食べやすくなっています。

③和光堂「1歳からのおやつ+DHA ウエハース」

1歳からのおやつ+DHA ウエハース
画像引用:Amazon

アサヒグループ傘下の和光堂は、明治39年創業の離乳食やミルクの老舗ブランドです。

こちらのウエハースには、子どもの成長に必要なDHA・鉄・カルシウムを配合。持ちやすい板状で、甘さ控えめです。

ヨーグルト風味で1袋4gごとに個包装されています。エネルギーは21kcalですから、ちょっと食べるのに適しています。

1歳児のおやつに関するQ&A

スプーンで食べる1歳の男の子

1歳児のおやつについて、よくある質問をまとめてみました。

Q.大人と同じお菓子を食べたがる場合はどうするべき?

Q.チョコレートを食べさせても大丈夫?

Q.どうしてもおやつが欲しいとだだをこねる時はどうするべき?

気になる項目をチェックしてみましょう。

Q.大人と同じお菓子を食べたがる場合はどうするべき?

1歳児は、まだ消化機能が未熟なため、大人と同じお菓子は避けたほうが無難です。咀嚼力の問題もあり、大人と同じものを与えるのは2~3歳まで待つ必要があります

また味覚も発達途上にあるため、最初から濃い味付けのものに慣れてしまうと、繊細な味が分からなくなってしまう危険性もあります。

健全な味覚の発達のためにも、大人と同じお菓子は避けたほうがよさそうです。

ジュースの場合も同様で、子ども用のジュース以外は、薄めて飲ませるなどの配慮も必要です。

また1歳の時に甘い間食に慣れてしまうと、その習慣は3歳になっても変えられないという調査結果も出ています。食事としての間食を意識して、大人と同じお菓子の味を覚えさせるのは、もう少し大きくなってからにしましょう。

参照:J-stage|幼児期の甘い間食の習慣的な摂取と生活習慣に関する乳幼児健康診査を活用した分析

Q.チョコレートを食べさせても大丈夫?

今回独自に調査したなかでは、乳幼児にチョコレートを与えてはいけないという定説は見つかりませんでした。

ただしチョコレートには砂糖が多く含まれており、消化器官が未発達な1歳児にとっては大きな負担となります。少なくとも離乳が完了する1歳半までは、避けたほうがよさそうです。

またチョコレートは、味覚などへ大きな影響を及ぼす可能性があります。子どもの味覚を養うためにも、3歳までは板チョコレートは避けてココア味やチョコレート風味を楽しむくらいに留めておきましょう。

ほかにもチョコレートは歯の間に残りやすいので、虫歯の心配も無視できません。食べた場合は、しっかり歯磨きをしましょう。

Q.どうしてもおやつが欲しいとだだをこねる時はどうするべき?

「おやつが欲しいと泣かれる」「お菓子ばかり欲しがって食事を食べない」など、対応に困っている保護者も少なくありません。

子どもによって効果がある方法は異なりますが、次のような方法はいかがでしょうか。

  • 頭ごなしにダメと言わず、一度受け止める
  • 食事の代わりになるおにぎりや果物を与える
  • 毎日のおやつの量や数を決めて、本人にも説明する
  • 体調が悪くないか、眠くないかなどの変化を調べる

子どもがだだをこねる理由も、おやつが欲しい場合や単に眠い場合などさまざまです。

すぐに否定したり叱ったりせず、根気強く対応していきましょう。

子どもが駄々をこねたときの対処法
画像引用:子どもが駄々をこねる理由とその対処法とは?

最初は、だだをこねていた子どもも、忍耐強く対応していけば、次第に家のルールを覚えていきます。

それまでは大変かもしれませんが、味覚の成長や生活習慣を身につける大切な時期だと考え、冷静に対応していきましょう

まとめ

このページでは、1歳児のおやつについてまとめました。

最後に重要な点をおさらいしておきましょう。

  • 1歳児のおやつは「補食(4番目の食事)」と捉えよう
  • あげる回数は1日に1〜2回でOK
  • おやつは100〜200kcalを目安にする
  • おやつの後は歯磨きや水を飲む習慣をつけて虫歯予防する

離乳が完了して、少しずつ食べられる食品が増えてくる1歳児。味覚を育てる大事な時期でもあります。

おやつを必要な栄養を補う1回分の食事として捉え、薄味で栄養のあるものを選ぶようにしましょう。

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この記事を書いた人

子供を健康に育てたい全てのママに向けて、栄養や食育、幼児教育などの情報を発信する「mamahealth(ママヘルス)」編集部です。

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