子育てのイライラを抑えられない…怒りをコントロールする方法や予防策を解説

子育てのイライラを抑えられない…。このように感じている人は多いでしょう。そのストレスで子どもやパートナーに当たってしまうこともあるでしょう。

できればイライラしたくはないし、子どもやパートナーに対しても感情的になりたくありませんよね。そこで今回は子育てでイラッとする原因や怒りをコントロールする方法について解説します。

本記事を読んで、少しでも穏やかに子育てする方法を見つけましょう。

子育てでイライラする原因と怒りをおさえる方法

まずはイライラの原因とその対策を理解しましょう。もしかしたら育児ノイローゼや発達障害など、特別な対応が必要なケースかもしれません。

それを踏まえて以下の対策を実施しましょう。

基本は怒りのコントロールを試みて、それでもダメなら離れること。どうしようもないときは、大事になる前に公的機関への相談も検討しましょう。

子育てでイラッとする原因1位はわがまま

「EPARK」がおこなった「子どものどんな行動・言動にイライラしたか（対象者50人・複数回答可）」というアンケートでは、以下の回答がありました。

子ども特有のわがままや食べない、泣きやまないといった行動には多くの人がイライラしてしまう様子。親である前に一人の人間であり、腹が立ってしまうのは当然です。

しかしいくら配慮しても子どもは思い通りにならないと感情をあらわにする一面があるものです。すべての原因を取り除くよりも、イライラとどう付き合っていくか考えましょう。

あまりに辛いなら育児ノイローゼかも

あまりにもイライラがひどいなら育児ノイローゼかもしれません。これは乳児を育てる親が陥りやすい病気です。具体的な症状として以下が挙げられます。

イライラするどころかブルーな気分になったり、眠りの質が悪くなったりするなら育児ノイローゼが疑われます。放置すると神経症やうつ病に発展することも。

ここまで症状があれば相当辛いはず。「私の力不足だ」などとは考えず、一度心療内科で診てもらいましょう。

話を聞いてもらえるだけでも気持ちが楽になるかもしれません。

怒りをコントロールする技術と習慣を試そう

子育てのイライラが抑えられないと感じたら、まずは怒りをコントロールできるか試してみましょう。すぐさま実践できる技術・習慣として以下が挙げられます。

これだけですべての感情をコントロールできるわけではありません。

しかし、少しでもイライラを軽減し自己嫌悪に苛まれる場面を減らすために、ぜひ積極的に試してみてください。

子どもにヒステリックに怒ってしまうのは病気？

子どもにヒステリックに怒っただけで病気とは断定できません。何も患っていなくても感情的に怒ってしまう場面は誰にでもあります。

多少子どもの行動が遅いくらいで怒鳴ったりしているなら大きな問題。しかし子どもがひどいわがままを言ったりして、そこで感情的に怒るのはむしろ自然なことです。

よほどの頻度でない限り、ヒステリックに怒ることを病気と結びつける必要はないでしょう。

収まらないときはその場を離れよう！

強いイライラを感じたら、とにかく子どものそばから離れて、また戻ってきましょう。

怒りが収まらない状態にそばでいると、つい怒鳴ったり当たったりするかもしれません。しかし、物理的に距離が離れていれば子どもに直接怒る以外の方法で感情を発散させる必要があります。

これを意識していると、「怒る直前の感情」がわかるようになりま す。自分がイライラしたり冷静でなくなったりする前に、その場所から離れることが可能です。

市販の漢方薬をためすのもアリ

子育てのイライラをおさえるなら以下の漢方もおすすめです。

これらは漢方医の指導において処方されるものです。

いわゆる精神安定剤や抗不安薬ほど強い効き目はありませんが、副作用が少なく安全なので安心して服用できます。

イライラしたときにはいったんその場を離れて、飲んでから戻るといった活用方法もおすすめ。

サプリメントを飲むときは慎重な判断を

いっぽうでサプリメントの摂取には日本医師会から以下のように危険性が指摘されています。

効果を期待して摂り過ぎたりすると、危険性も増します。

また、服用している医薬品との相互作用で、思わぬ健康被害が発生することもありえます。

https://www.med.or.jp/people/knkshoku/

特にほかの医薬品との相互作用は予測できません。安易にサプリメントを摂取するのは避けましょう。

どうしても使用したい場合は医師や薬剤師に相談のうえ、成分的に問題がないか確認して服用することが重要です。特に妊娠している、もしくはその可能性があるなら細心の注意を払いましょう。

限界を迎えたら公的機関に助けてもらおう

子育てで限界を迎えたら、おやこのミカタ相談窓口などで電話相談先を探してみましょう。

ここでは悩み別・地域別で子育てについて相談を聞く公的機関の電話窓口がピックアップされています。

以下のように、厳しい状態に陥ってはいないでしょうか？

こういった重大な問題が起こっているときに助けてくれるのが公的機関による電話相談窓口です。子育ての方針やストレスの処理、あるいは受診の必要性などについてアドバイスしてくれます。

明確な答えがなくても、「ただ人に聞いてもらう」だけでも相当楽になるのでぜひ利用してみましょう。

子育てでイライラしないように普段からできること

子育てでイライラしないために普段からできることがいくつかあります。

ひとつでも出来ていればストレスを大きくおさえることが可能です。

子育て中にイライラしたとき、深呼吸したりその場を離れたり、いろんな対策が考えられます。

しかしこれらはあくまでもイラっとした気持ちが起こったあとの対応です。そもそもイライラする事態を起こさない方向から対策すると、より穏やかに子育てできるようになります。

一人の時間を持とう

子育てでイライラしない最大の秘訣はひとりの時間を持つことです。これを意識すればストレスを発散したり睡眠不足を解消したりできます。

子どもの面倒はパートナーや親族にお願いしたいのですが、なんらかの理由で頼れないならベビーシッターを使うのもよいでしょう。

「シッターに頼むのは無責任では？」と思うかもしれませんが、健全な子育てを進めるうえでかなり効果的なので活用しましょう。

実の親からの協力を得よう

子育てでイライラするのを防ぐには、実の親からの協力を得るのが有効です。孫の世話となれば両親も高い確率で力を貸してくれるでしょう。

下記はクラシエフーズによる「孫の面倒を見るのは好きか？」というアンケートの回答結果です。

ほとんどの祖父母世代が孫の面倒を見るのが少なくとも嫌いではなく、快く協力してもらえそう。子育てのストレスで悩んでいるなら事象を話して支援が受けられるように話してみましょう。

なお義両親の場合はたとえ仲が良くても借りを作るとあとから横柄な態度に変わる可能性もあるので、安易に頼るのはおすすめできません。

キープメンターを見つけよう

子育てでイライラするのを防ぐならキープメンターを見つけましょう。これは子育てにおける苦労を話せる人物のことです。

具体的には子育て歴が長いママ友や友人などが挙げられます。つまり彼女たちに話を聞いてもらってストレス解消しようということ。

キープメンター側が心の広い人物なら、困ったときにはなんでも相談できる強い味方となります。ぜひ頼れる人を見つけ楽な気持ちを保ちましょう。

まとめ

本記事では子育てのイライラについて解説しました。最後に重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

時に子どもにイライラするのは親としてノーマルな反応です。大切なのは怒鳴ったり子どもに当たることで発散しないこと。ぜひ本記事で紹介したイライラしたあとの対策、そしてする前の予防法を実施して穏やかに子育てしましょう。

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